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9月定例能

2021年9月5日
定例能M

9月定例能

日時

9月5日(日) 午後1時開演(正午開場)

会場

石川県立能楽堂(金沢市石引4丁目18-3)

入場券

前売り一般 2,500円/当日 3,000円
若者割※(30歳未満・当日のみ) 1,000円 ※受付にて年齢を確認できるものをご提示ください。
中学生以下 無料

石川県立能楽堂、石川県立音楽堂チケットボックス、金沢能楽会事務所で前売り券を販売しております。

○お問い合わせフォームからチケットをご予約いただけます。
【お問い合わせ内容】は「前売り券申し込み」を選択、必要枚数を【お問い合わせ内容詳細】欄に記入し、その他必要事項をご入力の上お問い合わせください。当日、会場受付にてお名前をお伝えいただき、前売り券の枚数分の代金と引き換えにチケットをお受け取りください。

 

○チケット販売サイト「カンフェティ」でもご購入できます。下記の「チケットを購入する」ボタンより、チケット販売サイト「カンフェティ」に移動してください。

  • 番組表
  • 解説

2021年9月定例能番組表

【能】龍田(たつた)

秋も暮れ過ぎた霜降月(しもふりづき)のある日、奈良から河内の国へ向かう経聖(きょうひじり)の一行(ワキ・ワキツレ)が龍田川を渡ろうとすると、「川に散り浮く紅葉の錦を渡ることで裁ち切れば神と人との仲も絶えましょう。それは薄氷が張る冬の川でも同じことです」と言って行く手をさえぎる女(前シテ)がいます。女は巫女(かんなぎ)を名乗り聖を龍田明神に案内します。冬枯れの社頭の木立の中に色鮮やかな盛りの紅葉が一本あって、これを神木と聞いた聖は紅葉を幣(ぬさ)として神前に手向けます。宮巡りをするうちに巫女は龍田姫を名乗り、光を放ち紅(くれない)の袖を被(かず)いて社壇に入ります(中入)。やがて通夜する聖の前に太陽が輝くような奇跡が実現します。神官の打つ鼓の音と共に御殿が鳴動し、光まばゆい御神体(後シテ)が現れました。国を守り民を豊かにする龍田の神は、代々の歌人に紅葉を詠まれてきたことを思い、夜神楽に時を忘れて紅葉を幣、時雨を鈴、波を白木綿(しらゆう)とする祝詞(のりと)をあげた後、昇天します。

【狂言】水汲(みずくみ)

野中の清水へお茶の水を汲みに来た新発意(しんぼち)が、濯(すす)ぎ物をする門前のいちゃを見て、恋文の返事を聞こうと、女の目を両手でふさぎ、小歌で声を掛けて、水を汲んでくれだの、小歌を謡うてくれだのと言い寄ります。歌好きのいちゃに謡わせ、自分も恋歌を謡ううちに、つい心たかぶり女の手を取りますが、あっさり振り切られ、突き倒されます。つれなく帰る女に通せんぼうをしてみても、桶の水をかけられて、くしゃみ連発の濡れねずみです。

【能】花筐(はながたみ)

越前の国味真野に住む男大迹辺(おおあとべ)の皇子は武烈(ぶれつ)天皇から譲位され、俄(にわか)に上洛することになりました。里下がり中の愛人照
日(てるひ)の前(前シテ)には玉章(たまずさ)と花筺(花籠)を使者(ワキツレ)に届けさせます。一人残された照日の前は形見の品々を抱いて悲嘆に暮れます(中入)。さて宮造りの進む大和の国玉穂の都では、即位を済ませた継体(けいてい)天皇(子方)が紅葉狩りを催し、行列(ワキ・ワキツレ)の前を先払いが清めます。そこへ進み出た狂女(後シテ)と侍女(ツレ)は、南へ渡る雁(かり)の声を道しるべに遙かに皇子を慕い来たった照日の前でありました。狂女を見咎めた官人が侍女の持つ花筺を打ち落としたことで、それまで抑えてきた感情が噴出し、照日の前は及ばぬ恋ゆえに狂乱します。御前近くへ呼ばれた照日の前は李夫人(りふじん)の曲舞(くせまい)を見事に舞い遊び、さらに天皇による花筺の確認を経て、味真野以来の契りがめでたく復します。古形では照日の前を安閑天皇の母とする詞章で閉じます。

(西村 聡)