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7月定例能

2021年7月4日
定例能M

7月定例能

日時

7月4日(日) 午後1時開演(正午開場)

会場

石川県立能楽堂(金沢市石引4丁目18-3)

入場券

前売り一般 2,500円/当日 3,000円
若者割※(30歳未満・当日のみ) 1,000円 ※受付にて年齢を確認できるものをご提示ください。
中学生以下 無料

石川県立能楽堂、石川県立音楽堂チケットボックス、金沢能楽会事務所で前売り券を販売しております。

○お問い合わせフォームからチケットをご予約いただけます。
【お問い合わせ内容】は「前売り券申し込み」を選択、必要枚数を【お問い合わせ内容詳細】欄に記入し、その他必要事項をご入力の上お問い合わせください。当日、会場受付にてお名前をお伝えいただき、前売り券の枚数分の代金と引き換えにチケットをお受け取りください。

 

○チケット販売サイト「カンフェティ」でもご購入できます。下記の「チケットを購入する」ボタンより、チケット販売サイト「カンフェティ」に移動してください。

  • 番組表
  • 解説

2021年7月定例能番組表

【能】呉服(くれは)

当今(とうぎん)に仕える臣下と従者(ワキ・ワキツレ)が住吉参詣を果たし西宮参詣を志す途中、呉服の里に到着します。向こうの松原に機(はた)織りの音がするので立ち寄ると、この里に長年住むという高貴な女性が二人(前シテ・ツレ)、唐土(もろこし)から来朝した女工の昔や日本で織物の技術を普及させた苦心を思いやり、応神天皇の御代に山鳩色の御衣を織ることを始めた呉服織(くれはどり)・綾服織(あやはどり)であると名乗ります。年ごとに新調される天子の服にこのような由緒があることを知った臣下は当今に献上する織物を依頼し、二人は承諾して夜明けの再来を約束して消えます(中入)。臣下たちが松陰で夢の告げを待つところへ女神(後シテ)が現れ、曇りのない当代を称え、行く末の長いよう祝福します。そして絶え間なく機織る音を響かせて、この音には女性の相思怨別(えんべつ)の思いがこもり、悪魔もこの音を恐れるといい、妙童菩薩(みようどうぼさつ)の影向(ようごう)したこの夜もすがら、宝の綾を織り立てて、古例に倣(なら)って御調物(みつきもの)を献上します。

【狂言】清水(しみず)

野中の清水へはお茶の水を汲みに行きます。こんな仕事も自分にさせて、主人は人使いの荒いお方です。おまけに夏には蚊帳(かや)も釣ってもらえず、給料も滞りがちです。太郎冠者の思いついた小さな反乱は、清水に鬼が出て秘蔵の手桶を取られたと嘘を言うことでした。自ら清水に出向いた主人を、鬼の面を掛けてさんざんに脅したまでは、胸のすく上々の展開でしたが、調子に乗って鬼の言葉をまねたときに、声が同じと気づかれてしまいます。

【能】芦刈(あしかり)

都のさる高家(こうけ)に仕える乳母(ツレ)の一行が淀川を舟で下り、難波の浦は日下(くさか)の里に着きます。従者(ワキ・ワキツレ)が日下の左衛門の消息を尋ねますが零落して行方知れずとのことでした。それでも乳母は三年前の約束を信じて逗留することにします。そこへ難波の名物、芦を刈り売る男(シテ)が現れ、身を立てかねた宿世(すくせ)の拙さを嘆く様子です。しかし従者に声を掛けられると、芦の異名や御津(みつ)の浜のいわれを教えたり、浜の網
曳(あび)きを眺めては笠尽くしに興ずるなど、なかなかに風情のある売り様です。一本買いたいという輿(こし)の中には乳母がいるのを見て、驚いた男は芦小屋に逃げ入ります。男は乳母のかつての夫、日下の左衛門でした。うらぶれて恥じ入る男は妻の言葉に慰められ、互いの気持ちを確かめ合って小屋から出ます。夢のように過ぎた三年を語る男には烏帽子(えぼし)・直垂(ひたたれ)が用意され、難波の春の復縁を喜ぶ男は酌を受けて一さし舞い、晴れやかに都への帰途を共にします。

(西村 聡)